はじめに:健康診断の結果にドキッ!血小板の数値に異常?
毎年恒例の健康診断で、血液検査の項目に「要精密検査」の文字が。
「血小板:要精密検査」
自分は健康だと思っていたのに、まさかこんな結果が出るとは。不安を抱えながらも、仕事の忙しさでなかなか病院に行けない日々が続きました。
この記事では、私自身の血小板に関する健康診断の体験談と、それを通して見えてきた社会人一人暮らしのリアルな食生活、そしてこれからの健康との向き合い方について正直に綴ります。同じような経験を持つ方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
血小板って何?その役割と基準値
精密検査と言われて初めて、血小板について真剣に調べ始めました。
血小板の基本的な役割:止血と血管の修復
血小板は血液に含まれる細胞成分の一つで、主に以下の二つの重要な役割を担っています。
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止血作用: 怪我などで出血した際、血小板が集まって傷口を塞ぎ、血を固めて出血を止めます。
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血管の修復: 血管の微細な損傷を修復し、血管の健康を維持します。
血小板の基準値と私の数値
一般的な血小板の基準値は、医療機関によって多少の差はありますが、おおよそ**15万~40万/μl(マイクロリットル)**とされています。
私の健康診断の結果に記載されていた基準値は「14.5~32.9万/μl」でした。それに対し、私の数値は……
40.3万/μl
初めて精密検査になった時は、「40万/μlを超える」という点が引っかかったようです。医師からも、「基準値の上限を超えているため、念のため精密検査が必要です」と言われました。
血小板の数値が高い・低い場合の一般的な原因
血小板の数値が高い場合を「血小板増多症」、低い場合を「血小板減少症」と呼びます。
血小板が高い場合(血小板増多症)
運動後、炎症、貧血、出血後など、一時的または特定の状態により数値が高くなることがあります。
血小板が低い場合(血小板減少症)
骨髄の機能低下、免疫の異常、特定の感染症、肝臓病、薬剤の副作用などが原因で数値が低くなることがあります。低い場合は出血が止まりにくいなどの症状に繋がりやすいため、注意が必要です。
参照:日本赤十字社「血小板の働き」、その他一般的な医学情報に基づき記載。
※これらの情報は一般的なものであり、個別の診断は必ず専門の医療機関で行ってください。
初めての精密検査:入社時の経験
初めて「要精密検査」の診断を受けたのは、新卒で入社したばかりの頃でした。
結果通知が届き、血小板の欄だけが赤い文字で示されているのを見て、不安でインターネット検索ばかりしていました。会社の人事から指示を受け、提携医療機関で精密検査を受けることに。
精密検査といっても、行われたのは**追加の採血**だけでした。医師からは、「体質や体調によって変動することもある。他に症状もないので、現時点では心配ない。念のためもう一度詳しく調べましょう」という説明がありました。数日後、結果を聞きに行くと「特に問題となる異常は見られません。**経過観察で大丈夫でしょう**」との診断でした。
新社会人として忙しく、その時は「大丈夫なら良かった」と深く考えることもありませんでした。
そして、再び…最近の内科受診と医師の言葉
入社時の精密検査から数年、血小板の数値はいつもギリギリ正常範囲か、あるいは少し高めが続いていました。特に症状もなかったので、気にせず過ごしていました。
しかし先日、体調が少し気になり、近くの内科を受診した際、ついでに血小板のことも相談してみました。改めて血液検査をすることに。
数日後、結果を聞きに行くと、やはり血小板の数値は**40.3万/μl**。
医師はこう説明してくれました。
「うん、確かに基準値よりは少し高めですね。でも、高い分にはそこまで何かあるというわけでもないんですよ。低いと問題になることが多いんですけどね。」
「現状では特に心配な所見は見られません。一応、また一週間後に来てもらって、今日の血液検査の結果をもう一度確認させてくださいね。」
この言葉に「ああ、やっぱり大丈夫なんだな」とホッとしました。正直なところ、「問題ないならまあいいか」と思っただけです。深く考えずに、また日々を過ごしてしまうだろうな、とその時思いました。
しかし、この出来事が、改めて私の生活習慣に目を向けるきっかけになったのは間違いありません。
社会人一人暮らしのリアルな食生活:パスタとご飯の日々
今回の健康診断の結果をきっかけに、自分の生活を振り返ってみました。
特に食生活……。
「これから帰ってきてまともにいい生活もしてなければ、ほとんど夕食はパスタたまにごはんという感じなので次の健康診断が心配ではあります。」
この言葉が、今の私の生活をまさに言い表しています。社会人になり、一人暮らしの食生活は本当に偏りがちです。
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夕食はパスタばかり: 簡単、手軽、飽きにくい、安い。
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たまにご飯: 自炊しても丼ものや簡単な炒め物。
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野菜不足: 意識しないとほとんど摂れていない。
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栄養の偏り: タンパク質やビタミン、ミネラルが足りているか疑問。
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外食・コンビニ食の誘惑: 疲れて帰ると、ついつい買ってしまう。
朝食はパンとコーヒー、昼食は会社の食堂やコンビニ。夕食はパスタに手が伸びがちです。料理は得意ではなく、仕事で疲れていると、栄養バランスを考えて品数を作るのはハードルが高い。
この食生活が、血小板の数値に影響を与えているのかもしれない……次の健康診断で、さらに悪い結果が出たらどうしよう……そんな漠然とした不安が募っていきました。
不安を希望に変える!食生活&生活習慣改善への第一歩
現状を放置するわけにはいかないと感じています。「なるべく食生活や普段の生活を悪くなり過ぎないようにしたい」という思いを胸に、できることから改善への第一歩を踏み出します。
食生活で意識したいこと:手軽で継続できる工夫
完璧な食生活は難しいので、「少しでも良くする」を目標にしました。
1. 買い物から意識を変える
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コンビニ・スーパーでの選択: サラダチキンやゆで卵、カット野菜、冷凍野菜を常備。フルーツやミニトマトなど、手軽に食べられるものを加える。
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加工食品の選び方: 添加物、塩分、糖分の少ないものを選ぶよう意識する。
2. 簡単自炊で栄養バランスUP
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ワンプレートで完結: 鶏むね肉と野菜を焼く、蒸し料理など。
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具だくさんメニュー: 味噌汁やスープで野菜をたくさん摂る。
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レトルト・缶詰活用: 鯖缶、ツナ缶、レトルトの和総菜など、栄養価が高く日持ちするものを常備。
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主食の見直し: たまには玄米や雑穀米。パスタには野菜、キノコ、海藻類をたっぷり加える。
3. 間食や飲み物の見直し
- お菓子ではなく、ナッツ、ヨーグルト、果物を選ぶ。
- 甘いジュースではなく、お茶や水、炭酸水にする。
これらの工夫はまだ完璧ではありませんが、意識するだけでも選択が変わってきているのを感じます。
運動・生活習慣で意識したいこと:無理なく継続を
食生活だけでなく、運動や生活習慣も見直したいと考えています。
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通勤ウォーキングの活用: 「普段は通勤で歩いている」は素晴らしい習慣です。さらに「一駅分歩く」「少し遠回りする」「姿勢を意識する」など、ちょっとした工夫で運動量を増やせます。
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睡眠の質の向上: 決まった時間に寝起きし、寝る前のスマホ操作を控える。寝室環境を整える。
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ストレス管理: 趣味の時間、リラックスできる時間を持つ。
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定期的な体調チェック: 毎日体重を測る、体調の変化に敏感になる。疲労を溜め込まない。
完璧を目指さず、「できることから、少しずつ」をモットーに、無理なく継続できる範囲で取り組んでいきたいと思っています。
社会人の健康診断エピソードを教えてください!
今回の血小板の件を通じて、健康診断の結果が「自分ごと」として、より重く心に響くようになりました。毎年受けるものだからこそ、ちょっとした変化にも敏感になりたいと改めて感じています。
私自身、新社会人になってからの健康診断で、思いがけない結果に戸惑った経験を今回お話ししましたが、皆さんも社会人になってからの健康診断で、印象的な出来事や、思わず「ドキッ」としたエピソードはありますか?
例えば、
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「私も思わぬ数値が出て、そこから生活習慣を見直しました!」
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「忙しい社会人でも続けられる、おすすめの健康習慣があれば教えてください!」
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「一人暮らしの食生活、みんなはどうやって乗り切ってるの?」
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「健康診断後の精密検査、どんな体験をしましたか?」
など、どんなことでも構いません。ぜひコメントで教えていただけたら嬉しいです。皆さんの経験や知恵を共有して、一緒に健康的な生活を送るヒントを見つけていけたらと思っています!
おわりに:自分の体と向き合うことの大切さ
今回、血小板の数値で精密検査を受けた経験は、私にとって大きな転機となりました。「まだ若いから大丈夫」という根拠のない自信や、「忙しいから仕方ない」という言い訳から、自分の体と真剣に向き合うことの重要性を痛感しています。
健康は、日々の小さな積み重ねでできています。
すぐに劇的な変化はなくても、今日食べたもの、今日動いた分、そして今日得た情報が、未来の自分を作っていくのだと強く感じています。
これからも、定期的な健康診断を大切にし、結果を「自分の生活を見直すきっかけ」として捉えていきたいと思います。
このブログを通じて、私と同じように健康について考えるきっかけになったり、少しでも皆さんの生活がより豊かになるヒントを提供できれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。