毎月25日。給料日。銀行口座に振り込まれた数字を見て、一瞬ホッとするのも束の間、自動で引き落とされていく家賃、光熱費、通信費、クレジットカードの支払い…。あっという間に、残高が心もとなくなる。
「今月こそは節約するぞ!」と誓ったはずなのに、結局「これは必要だから」と買ってしまう日用品や美容院代で、気づけば大きな出費がかさんでいる――。そんなループに陥っているのは、きっと私だけではないはずです。
手取りに対して家賃が数千円高いと感じている現状、食費は頑張って抑えているものの、なかなか貯金や投資に回す余裕がない。本当は毎月1〜3万円ずつ貯金も投資もして、将来的には安心したいし、たまには友人と飲みに行ったり、好きなことをして遊ぶお金も確保したい。
今回は、そんな私のリアルな家計の悩みと、少しずつ実践して見えてきた「攻め」と「守り」の節約術について、本音で語っていきたいと思います。
1. 25日の現実:給料日なのに残高が減るマジック
私の毎月25日は、まさに「残高が減るマジック」の始まりです。給与が振り込まれた瞬間は嬉しいものの、その日のうちに、あるいは数日中に固定費の引き落としが集中します。
私の固定費(ざっくり)
- 家賃:手取りに対して数千円高めだと感じています。都心部に近い立地と、通勤の利便性を考えると、今すぐに下げるのは現実的ではありません。引っ越しには多額の初期費用がかかりますし、住み慣れた場所を離れるのは勇気がいりますよね。
- 光熱費:季節によって変動はしますが、これは生きていく上で必須。極端な我慢は健康を損ねる可能性もあるので、節電・節水を意識しつつも、無理のない範囲で。
- 通信費(携帯代):これは頑張りました!以前は高いプランでしたが、今は「楽天モバイル」の株主優待を利用して月々の基本料金を抑えられています。
- Wi-Fi回線:さらに頑張ったのがここ!アパートの負担で最低限のプランが利用できることが分かり、思い切って現在のプランをそこに切り替えたところ、**実質0円**にすることができました。これは本当に大きい!
こうして固定費を見直す努力はしているものの、それでも「今月もギリギリかな…」という感覚は拭えません。**ですが、朗報です。この見直しによる効果は次回の支払いから適用されるため、これからの出費は確実に抑えられるはずです。**この変化が、私の家計にどれほどのゆとりをもたらしてくれるか、今から楽しみにしています。
2. 「必要」という名の誘惑:私を苦しめる変動費の正体
食費は、自炊中心で外食はほとんどせず、割引品を積極的に買うなど、かなり努力して抑えられていると自負しています。しかし、その努力を帳消しにしてしまうのが、**日用品と美容院代**です。
特に5月は、固定費以外でこの二つの項目が最も高額な出費となりました。
2.1. 日用品:「あれほしい」「これがないと困る」の無限ループ
日用品と一口に言っても、多岐にわたりますよね。洗剤、ティッシュ、トイレットペーパー、シャンプー、歯磨き粉…。挙げればキリがありません。私の場合は特に、以下のような状況で出費がかさむ傾向があります。
- ストック癖:「これがないと困る」という不安感から、まだ家にあるのに予備を買ってしまう。特売品だと「今買わなきゃ損!」と思ってしまうんですよね。
- 新しいものへの好奇心:SNSやCMで「新発売!」「より効果的!」と謳われていると、つい試してみたくなります。特に洗剤や柔軟剤など、香りのバリエーションが多いものは要注意です。
- 季節の変わり目の誘惑:まさに5月がそうでした。
これらは、確かに生活に必要なもの。でも、本当に「今」必要なのか、そこまで「高価なもの」でなければならないのか、立ち止まって考えることができていませんでした。「必要だ」と思い込むことで、財布の紐が緩んでしまうんですよね。
2.2. 美容院:「自分への投資」と称した贅沢?
美容院代は、定期的に必要だとわかっているものの、やはりまとまった金額になります。カット、カラー、トリートメント…とメニューが増えれば増えるほど、諭吉さんが羽ばたいていきます。
そして、日用品と同様に、基礎化粧品、メイク用品、ヘアケア用品、サプリメントなど、いわゆる「美容品」も気がつけばかなりの額に。
- 「自分への投資」: 「肌のために」「髪のために」と考えると、多少高くても「投資」だと思って納得させてしまう。特にSNSで美容系のインフルエンサーが良いと言っているものを見ると、試さずにはいられなくなります。
- 気分転換・ストレス解消: 仕事で疲れた時や気分が落ち込んだ時、「新しいコスメを買って気分を上げよう」「ちょっと良い入浴剤でリラックスしよう」と、衝動買いに走ってしまうことがあります。これは、一時的な満足感を得るための、ある種の贅沢なのかもしれません。
- 「憧れの自分」への願望: 「あの女優さんみたいにきれいになりたい」「もっと美肌になりたい」という願望が、次から次へと新しい美容品を買うモチベーションになってしまうことも。
これらは、心の健康を保つ上である程度の必要性があることも理解しています。しかし、予算オーバーにならない範囲で、本当に自分に合っているもの、必要なものだけを見極める力が足りていないと感じています。
3. 「攻め」と「守り」の節約術:私の戦略
こんな現状を打破するために、これからは「攻め」と「守り」の二刀流で節約に取り組んでいこうと決意しました。
3.1. 「攻め」の節約術:固定費の見直しと収入アップの模索
幸い、私は通信費とWi-Fi回線をかなり抑えることができました。これはまさに「攻め」の成功例だと感じています。
- 株主優待を活用した通信費削減(楽天モバイル):
- Wi-Fi回線の見直しで0円に:
- アパートに備え付けのWi-Fiがあったものの、自分で契約した回線を使っていました。しかし、アパート側が負担する最低限のプランでも私の用途(ブログ執筆や動画視聴など)には十分だと判明。
- 思い切って既存の契約を解約し、アパートの提供する無料回線に切り替えたことで、月々の通信費が本当に0円になりました。
これらの固定費削減は、一度見直せばその効果が継続的に得られるため、非常に効率の良い節約術です。そして、**これらの料金が次から出費に反映されることで、家計に大きな改善が見込まれるはずです。**
また、「攻め」のもう一つの柱は、**収入アップ**です。現在行っているブログでのアフィリエイト活動もその一環です。日々の努力が少しでも収益につながるよう、読者のためになる記事を書き続け、将来的にはメインの収入源の補填となることを目指しています。
3.2. 「守り」の節約術:変動費をコントロールする
最も課題の日用品と美容院代のコントロールには、「守り」の姿勢で臨みます。
- 日用品の「見える化」と「買いすぎ防止」:
- 在庫リストの作成: 洗剤、シャンプー、トイレットペーパーなど、ストックしておく日用品はリスト化し、残量を常に把握するようにします。「あと〇個(本)になったら買う」というルールを徹底。
- セール品の罠に気を付ける: 「安いから買う」ではなく、「今必要だから買う」を徹底します。特に消耗品は、大量買いで収納スペースを圧迫し、使い切る前に劣化することもあるので注意が必要です。
- 多機能・大容量の活用: 虫対策やにおい対策も、あれこれ買わずに、できるだけ汎用性の高いものや大容量のものを選ぶことで、一つ当たりの単価を抑え、買い足しの頻度を減らします。
- 美容院代の「厳選」と「セルフケア」:
- 「〇日ルール」の導入: 「欲しい」と思ったものがあっても、すぐに買わずに「〇日考える」というルールを設けます。数日経っても本当に必要だと感じたら買う、というプロセスを踏むことで、衝動買いを大幅に減らせるはずです。
7. 目標に向かって:貯金と投資、そして遊びのお金
私の最終的な目標は、毎月1〜3万円の貯金と投資の確保、そしてストレスなく遊ぶお金や飲みに行くお金を確保することです。
- 貯金・投資の目的:
- 貯金: 将来的な大きな出費(引っ越し、旅行、病気など)に備えるため。漠然とした不安を解消するためにも、ある程度の貯蓄は心の余裕に繋がると信じています。
- 投資: 長期的な資産形成のため。インフレに負けないように、少額でも良いのでコツコツと続けることで、将来の選択肢を広げたいと考えています。
- 遊び・飲み代の確保:
- 節約ばかりでは息が詰まってしまいます。友人との交流や趣味に使うお金は、精神的な健康を保つ上でも非常に重要です。ここを削りすぎると、かえってストレスが溜まり、リバウンドで大きな出費をしてしまう可能性もあります。
- メリハリをつけて、予算内で楽しめる工夫を凝らすことが大切だと考えています。
8. まとめ:本音と向き合い、一歩ずつ前に
毎月25日、給料日なのに残高がほとんどなくなるという現実は、決して私一人の悩みではないはずです。日用品や美容院代に「必要」という大義名分を与えて、ついつい散財してしまうこと。手取りと家賃のバランス。これらは、多くの人が共感できる「本音」の部分だと思います。
しかし、株主優待を活用した通信費削減や、アパートの無料Wi-Fiへの切り替えといった「攻め」の成功体験は、小さな一歩でも着実に改善できることを教えてくれました。**これらの固定費の削減効果は、次回の給料日から反映されるため、今後の家計に大きなゆとりが生まれることを期待しています。**
これからは、変動費の「見える化」と「厳選」という「守り」の節約術を強化し、無駄な出費を徹底的に減らしていきます。そして、そこで生まれた余裕を、貯金や投資、そして自分を豊かにする「遊び」に回していく。
道のりは決して楽ではないかもしれませんが、自分の家計と本音に向き合い、一歩ずつ改善していくことが、より豊かな未来につながると信じています。もし同じような悩みを抱えている方がいれば、ぜひ一緒に「お金と上手に付き合う」道を模索していきましょう。